工場 所持銘のある末古刀/横田孝雄/◆および追補19ページコピー付  戦国時代の刀剣

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所持銘のある末古刀/横田孝雄/戦国時代に所持者がこれを腰に帯び命がけで戦場をかけめぐって活躍したもので中には当然討死した者も多数いたはず 希少本+追補19ページの完全版です。 ネット最安値だと思います。 はじめに 筆者が所持銘のある末古刀、即ち註文打ちあるいは為打ちといわれる刀剣について、興味をもったのはかれこ れ三十年も前のことであろうか。これらの刀剣は、戦国時代に所持者がこれを腰に帯び、それこそ命がけで戦場 をかけめぐって活躍したものであり、そのなかには当然、討死した者も多数いたはずである。そして現在にいた るまで何十人、あるいはそれ以上の先人達の手を経て現在にたちいたっている。 いま、これらの刀剣に接すると き戦国の昔に思いを寄せ、そしてその刀剣は現代人に何ごとか語りかけているように思えるのである。そこには 壮大なロマンとさまざまな人間模様が展開されたのである。そこでこれらの刀剣を出来得る限り数多く集録し、それを鍛えあげた刀工、さらにその所持者の名前を発表することによって、そこから歴史的事実や、いままで判 らなかった事柄が判明するとしたならば泉下の刀工や所持者達も、さぞかし喜んで下さるであろうし、それはま た各地方史の分野においても貴重な歴史的資料となることは当然であろう。 このような観点から『刀剣美術』第四〇七号(平成二年十二月号)以来、七回に亘って執筆発表して来たので あるが、それについて剣友諸兄は勿論のこと、他の分野の方々からも非常な興味と関心をもたれ、数多くの情報 や資料のご教示、ご提示をいただいた。 これらは逐次『刀剣美術』誌上に追加発表させていただいたが、その誌 数も十部以上に及び、その保存・活用に不便さを感ずるようになった。さらに複数の方々から、これを一冊にま とめたならばその活用効果は絶大であるとの誠に有難いお言葉を頂戴した。そこで今回、これらを整理統合して 一冊の本にまとめるべく関係各位のご指導ご協力を得て、やっと出来上ったのが小書である。

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